実用性
動きやすさ使いやすさ
納めやすさ
意匠性
玄関リビング
キッチン
寝室
経済性
壊れにくさメンテナンス
省エネ
安全性
基礎躯体
仕上素材
住む人のライフスタイルや人数、世帯構成によっても生活動線は変わってきます。いかにストレスを減らす動線を確保するかは空間作りにおいて重要です。また歳月とともに物は増えるので収納スペースへの配慮も重要。隠す収納とともに、収納の扉や枠といった建具には意外とお金がかかるので、見せる収納も。使用頻度などをしっかりヒヤリングさせていただいた上で設計します。
住空間の鍵となる部分を見極めて予算配分することが重要です。私たちが重視するのは玄関やリビングなどの共用スペース。家族が毎日過ごす場所であるのはもちろん、ゲストを招き入れ、寛いでもらうための空間でもあるから。またキッチンスペースは料理を作るだけでなく、空間にアクセントを与えるインテリアとしても楽しみたい。余裕があれば寝室もセカンドリビングとしてこだわる。子供部屋などは質素にまとめ、共用スペースに予算を割くことで予想を上回る満足が生まれます。
汚れるだけならまだしも、壊れてしまったら。たとえば輸入キッチンなどは故障も多い。あるいは手入れが大変であれば快適な生活からはほど遠く、修理費やメンテナンス費もバカにならない。ただローコストに家を作ればいいのではなく、また新築時の有頂天だけを求めるのでもない。イニシャルコストはかかっても、長い目で見て経済性の高い方向に私たちは舵を取ります。
建築基準法に従うのは最低条件ですが、十分条件ではない。断熱材も含め独自のシビアな基準を持ち、最終的には壁や屋根に覆われて見えなくなってしまう躯体だからこそ施工精度には厳格であるべきです。また内装材についてはシックハウスやアレルギーの原因となる物質を徹底排除。かといってコストのかかる自然素材だけを志向するわけではなく、コストコントロールとトータルバランスが重要です。